フミンコーティングは、ガラス面に赤外線や紫外線を吸収・カットする伝導性金属酸化物を、スプレーガンでムラなく透明に塗膜形成する特許技術です。暑い夏は、外からの赤外線(太陽熱)を吸収・カットするため室温の上昇を抑えます。冬は室内の熱が逃げにくいため暖かく、結露も抑制するという優れた特性を持っています。地球温暖化防止とコスト削減に貢献する環境にやさしい商品です。
また、以下の通り様々な賞を獲得している商品です。
2015年:国土交通省 NETIS 新技術情報提供システム登録
2021年:経済産業省後援 省エネ大賞(中小企業庁長官賞)
2022年:環境省 気候変動アクション環境大臣表彰受賞
内側施工
施工完了
フミンコーティングは、ガラス面に赤外線・紫外線を吸収し、侵入をカットする塗膜を形成する塗装工法です。
暑い夏は、外からの赤外線(太陽熱)を吸収・カットするため室温の上昇を抑えます。
冬は室内の熱が逃げにくいため暖かく、結露も抑制するという優れた特性を持っています。
紫外線を約90%カットし、お肌を守るだけでなく、日焼けによる室内の変色・劣化も防ぎます。
可視光線透過性に優れているため、室外の景観や室内の明るさにほとんど影響を与えません。
暑さの原因になる赤外線を約70%カット。オフィスや住宅の省エネ、CO2の削減に貢献します。
冬に暖房を使っていても、窓際は冷放射のため冷えを感じます。フミンコーティングを施したガラスは、室内の熱(遠赤外線)を吸収するため冷放射を解消します。
ガ・アブ・ハチ・カメムシなどの複眼昆虫は、蛍光灯の紫外線に集まる習性があるため、紫外線をカットすることで寄りにくくなります。
フミンコーティングは、ガラスと同じ膨張率のため熱割れしにくく、また硬度が高く傷つきにくいという特性を持っています。耐用年数は約10年。フィルムのような張り替えが不要です。
下の実験写真は、北向き、隣同士の窓で、右側が施工したガラスです(室内気温15℃、室外気温0℃)。施工済のガラスの方はくもる程度で水滴が垂れません。結露水は雑菌を繁殖させるので、防菌にもつながります。
フィルムが貼れない金網入ガラス、曲面ガラス、巨大ガラス、すりガラス等に施工可能。屋内・屋外を問いません。
実証対象技術/実証申請者 | フミンコーティングIR-UV/株式会社フミン |
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実証機関 | 財団法人建材試験センター(現:一般財団法人) |
実証試験期間 | 平成22年8月26日~平成23年2月4日 |
【実証項目】
耐候性試験前 | 耐候性試験後 | |
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遮蔽係数(-) | 0.88 | 0.90 |
熱貫流率(W/m2・K) | 6.0 | 6.0 |
〔測定項目〕(参考)(平均値)*1
耐候性試験前 | 耐候性試験後 | |
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可視光線透過率(%) | 84.7 | 85.5 |
日射透過率(%) | 68.6 | 71.2 |
日射反射率(%) | 6.7 | 6.8 |
※耐候性試験前後の番号は、試験体に任意に付した番号です。耐候性試験前の熱・光学性の測定は、製品の持つばらつきを考慮し、試験体数量3(n=3)として測定しました。測定した試験体のうち、日射透過率が最大のものおよび最小のものを2つ(n=2)選定し、耐候性試験を行いました。耐候性試験による性能劣化を把握するために、耐候性試験後に熱・光学性能の測定を再度実施しました。
【算出対象区域:LD(住宅)、事務室南側部(オフィス)】
比較対象:フィルム貼付前
東京都 | 大阪府 | ||
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住宅(戸建RC造) | 住宅(戸建RC造) | ||
冷房負荷 低減効果*1 (夏季1ヶ月) |
熱 量 | 45kWh/月 (727kWh/月 →682kWh/月) 6.2%低減 |
50kWh/月 (842kWh/月 →792kWh/月) 5.9%低減 |
電気料金 | 220円低減 | 259円低減 | |
冷房負荷 低減効果*1 (夏季6~9月) |
熱 量 | 162kWh/4ヶ月 (2,293kWh/4ヶ月 →2,131kWh/4ヶ月) 7.1%低減 |
175kWh/4ヶ月 (2,558kWh/4ヶ月 →2,384kWh/4ヶ月) 6.8%低減 |
電気料金 | 794円低減 | 906円低減 | |
室温上昇 抑制効果*2 (夏季15時) |
自然室温*3 | 0.8℃ (38.5℃→37.7℃) |
0.8℃ (39.8℃→39.0℃) |
体感温度*4 | 1.0℃ (38.1℃→37.1℃) |
1.1℃ (39.3℃→38.2℃) |
*1:夏季1ヶ月(8月)および夏季(6~9月)において、室内温度が冷房設定温度を上回った時に冷房が稼働した場合の冷房負荷低減効果
*2:8月1日における、対象部での室温の抑制効果
*3:冷房を使わない時の室温
*4:平均放射温度(MRT)を考慮した温度(室温とMRTの平均)
注)数値計算は、モデル的な住宅を想定し、各種前提条件のもと行ったものであり、実際の導入環境とは異なります。
※非定常熱負荷計算プログラム「LESCOM-env」とは、旧通産省生活産業局の住機能向上製品対策委員会で開発された多数室非定常熱負荷計算プログラム「LESCOM-env」を、実証対象技術に応じた内容に追加開発したものです。
※上表の数値は、建物全体ではなく1部屋(約8坪)の削減数値です。